PROFILE
神奈川県生まれ。
東京藝術大学在学中、第7回日本管打楽器コンクールサクソフォン部門にて史上最年少の第1位入賞。同大学卒業後、パリ国立高等音楽院に外国人枠廃止後、サクソフォン科初の日本人として入学し、サクソフォン科、室内楽科、即興演奏科を最優秀の成績で卒業。同音楽院在学中にJ=Mロンデックス国際コンクールを制して日本人サクソフォニスト初の国際コンクール優勝者となり、フランス国立ボルドー・アキテーヌ管の定期演奏会に出演、Sud-Ouest紙の絶賛を浴び華やかなフランス・デビューを果たす。日本では2000年、現代作品と即興のみで構成された異色のアルバム「ミレニアム」で鮮烈なデビューを果たす。読響、新日フィル、大フィル、札響、広響等オーケストラとの共演多数。また、山下洋輔、塩谷哲、アキコ・グレースらジャズメンとの共演も多い。フランス、ドイツ、スペイン等の音楽祭におけるコンサートは毎回好評を博し、その出演を待望する多くのファンを獲得している。
日本テレビ「深夜の音楽会」、テレビ朝日「題名の無い音楽会」、NHKクラシック倶楽部、名曲アルバム、大和証券CM、DVD「英詩紀行」等への出演や楽曲提供等多数。特に、日本テレビ 「深夜の音楽会」委嘱作品「7つの絵~有元利夫に捧ぐ」では作曲家としても高い評価を受ける。同作品は国内外での再演が続いている。
日本管打楽器コンクール、大阪国際室内楽コンクール、全日本吹奏楽コンクール等の審査員を務める。洗足学園において日本初の即興演奏の授業を始め、現在は東京藝術大学でも同授業が開設されている。
東京藝術大学、エリザベト音楽大学、東邦音楽大学、洗足学園音楽大学非常勤講師。フランスのギャップ国際大学およびアカデミー・ハバネラ講師。厚木市文化功労賞受賞。
***ブルーオーロラサクソフォンカルテット***
ソロ活動を中心に演奏活動を行う中、同じ楽器同士の響きに次第に魅力を感じ始めた平野が、同じ音楽的志向を分かち合える仲間であり、ソロ・トップ・プレイヤーとしてもそれぞれ活躍する大石将紀、西本淳、田中拓也と共に結成したサックス四重奏団。グループ名は武満徹の作品『一柳慧のためのブルー・オーロラ』に由来する。
2011年、デビューCD「ファースト・ブルー」を、翌年にはバッハ作品を集めたCD第2弾「Blue Bach」を、最新CD「和樂」は2015年9月にリリースされている。結成以来各地で公演を行い、クラシック作品はもとより、ジャズ・テイスト、即興等を取り入れた多彩なプログラムで会場を沸かせ、新たなファンを獲得している。2016年9月より、バリトンに新メンバー本堂誠を迎えている。
http://www.aspen.jp/artist/wind-ensemble/blue-aurora/index.shtml